This blog explains Japanese grammar, expressions and words. I hope you will find it beneficial. 日本語上級者向けに日本語の文法や単語、一般的な質問について、私の経験を基に解説しています。ブログ上の日本語は通常、日本人が書いたり、読んだりするレベルと同じです。
2008年11月29日土曜日
「こわす」「わる」「やぶる」「おる」(Broken mirrors)
2008年11月18日火曜日
日本語を分析しよう
- 主語は物か、人か
- 文は行動を表しているか、状態を表しているか (他動詞か、自動詞か)
- 主語は一人称(私)/二人称(あなた)か、三人称(彼、彼女、彼たちなど)か
- 主観的な文か、客観的な文か
- 既知(すでに知っていること)か、未知(まだ知らないこと)
1. 主語は物か、人か。
これによって、動詞が変わることがありますね。みなさんが知っているとおり、「物はある」「人はいる」はこの違いですね。
A) 私の家は 東京に ある。
B) 私は 東京に いる。2.動詞は行動を表しているか、状態を表しているか。
日本語では言いたいことの視点が「行動」にあるか、「行動の結果、つまり行動の後の状態」にあるかで、表現が変わることがよくあります。結局、どちらの文も同じことについて言っているので、どちらも正しいのですが、視点が違うと、文から受ける印象が変わります。
例えば、週末に家にお客さんが来るので、その前にワインを買った場合。
Aは単純ですね。「私はワインを買った」という私の行動を表わしているだけです。Bは「私はワインを買って、それは今、家にある」という買った後の状態に視点が置かれています。話し手は「買った」という行動よりも、「今ある」という結果や状態の方を強調したいのだと思います。A) 今日 ワインを 買った。
B) ワインは もう 買ってある。
A) 私は 来月 引っ越すことに しました。
B) 私は 来月 引っ越すことに なりました。
AもBも「来月 引っ越す」ことを言いたいのですが、ニュアンスは違います。他動詞の「します」(A)は、話し手の行動を表していますから、「私が決めました」という話し手の意思が感じられます。
一方、自動詞の「なります」は行動の後の変化や状態を表しますから、Bは決心の後の結果に視点が置かれています。それで、決心を発表しているAの感じとは違って、結果を報告している感じが強いのです。
A) 明日 私は 買い物を したい。
B) 明日 彼は 映画を 見たがっている。
4. 主観的な文か、客観的な文か。
つまり、主観的とは「話し手の考え方や意思が表わされている文」で、客観的とは「話し手だけではなくて、他の人たちも含めて、共通の考え方や意思が表わされている文」です。例えば、「~たばかり」と「~たところ」は "have just done"の意味がありますが、使い方は全く同じという訳ではありません。
A) 私は 先月 日本に 来たばかりです。
B) 私は 今 家に 帰ったところです。
5. 既知か、未知か。
では、「そうですか」「そうですね」「そうですよ」を比べてみましょう。
A) 山田:次の週末の天気は 晴れですよ。 田中:そうですか。B) 山田:次の週末の天気は 晴れですよ。 田中:そうですね。C) 山田:次の週末の天気は 晴れですよね。 田中:そうですよ。
直訳できない "It's a beautiful day!"
明けましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!! と言いながら、最近はブログの更新をなまけています。読んでくださる方、ありがとう。 2023年は世界に平和が訪れることを心から願います。歴史を振り返ると、人間は戦争を繰り返していますね。今までの人類の半分は戦争で死ん...
-
*English translation 暦(こよみ)の上では もう春ですが、2月はまだまだ寒いですね。東京も毎日空気が冷たいです。ちなみに、「 暦(こよみ)の上では 」というのは「カレンダーでは」という意味で、天気のことを話す際に、よく使われます。 前に「そう、らしい、...
-
寒い日が続きますね。他の場所に比べれば、東京は暖かいと思いますが、それでも、寒い!冬になると、読みたくなる本があります。それは村上春樹(むらかみ はるき)の『羊をめぐる冒険』(A wild sheep chase) 。どんどん寒くなって、北海道に雪がもうすぐつもり始めるという季節...