そこで、1~2級の中にある「ない」と同じ意味で、ちがう言葉を使う表現を表にしてみました。
=ない
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接続の形
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「する」の場合
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例
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~ず
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ない形
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せ
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行かずに~
~のみならず
~に(も)かかわらず
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~ざる
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ない形
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せ
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行かざるを得ない
行くべからざる(*べき→べから)
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~ぬ
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ない形
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せ
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行かぬ
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~まい
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辞書形
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する
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行くまい
~ではあるまいし
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「~ず」や「~ざる」などを見たら、意味は「ない」だと思ってください。「~ざるを得ない」は「ない」が2つの二重否定なので、意味は強い肯定になります。
テストからは離れますが、話し言葉の「ない」も色々なパターンがあります。日本人の会話を注意深く聞いたり、マンガのテキストを読んだりすると、気がつくでしょう。
=ない
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接続の形
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例
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~ねえ
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ない形
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行かねえ
食べねえ
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~ん
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ない形
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行かん
食べん
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標準語ではこの表現は男言葉なので、女性は使わない方がいいでしょう。特に、「~ん」は年配の男性風、つまり「おじさんっぽい」感じがします。
(注意:方言では標準語と違う使い方をしますが、私は詳しくわからないので、標準語での使い方を書きました。地方によっては女性が使う場合もあるでしょう。)
最後は、みなさんがよく聞く、そしてよく使う「わかんない」についてです。このパターンは使える場合が限られています。
グループ1の「~ります」の動詞だけ
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わからない → わかんない
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グループ2の動詞の可能形
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食べられない → 食べらんない
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それでは、アメリカの方は感謝祭 (Thanks giving day) を楽しんでください。日本に住んでいる方は金曜日から楽しい3連休を過ごしてくださいね!今は日本中、紅葉が見頃なので、山に行きたいですね。